ご依頼事例

子どものために我慢してきた10年。子どもにもらった新しい人生。

夫は不倫を始めたのは子どもがまだ上の子どもが7歳のころでした。

 

もともと女好きだった旦那でした。
不倫をしているのかと問いただすと、あっさりと認めたことは
今も忘れることはありません。
しかし私は専業主婦だったこともあり、
3人の子どもを一人で育てていく自信がありませんでした。
夫からの養育費があったとしても、大学を卒業してすぐ結婚した私は
社会に出て働きながら何不自由ない暮らしを
子どもに与えることは到底考えられませんでした。
そんな弱気な私の態度は、
夫の不倫を認めるような形になってしまいました。

 

夫は不倫を繰り返し、私は何も言えずに、我慢することにも慣れ
あっというまに10年が経とうとしていました。

 

そんなある日、上の子が高校を卒業すると就職したいと言い出しました。
驚く私に、長男は続けました。

 

 

「高校卒業したら独立するよ。そしたらお父さんと離婚したら?
余裕ができたら、仕送りするからさ。」

 

 

子どもたちに申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
と同時に、誰にも言えない苦しさから解放されたような感じがしました。
気が付くと私は声をあげて泣いてしまいました。
ひとしきり泣いて、息子のことを思うと、
私も勇気を出さなければと強い思いが湧いてきました。

 

 

離婚を決意し、専門家に相談をしました。
悲しいことに、夫の不倫の証拠はすぐに入手できたようです。
はじめは強気だった夫も、長男の話をすると次第に様子が変わっていき、
最終的に養育費と慰謝料の話にも応じました。

 

 

長男が勇気をもって話を切り出してくれたので、なんとか間に合いました。
私も働き口が見つかり、説得の末、
大学進学コースを選択してくれました。

 

 

子どものためにもっと早くに決断すべきだったと思うこともあります。
夫や私のせいで子どもに不自由な思いをさせたくないと我慢してきた結果
自ら夢をあきらめさせていた。
余計な心配をかけてしまったことを後悔しています。

 

 

でも、それよりも長男をはじめとして子どもたちの思いを無駄にしないように、
どんな夢であっても叶えられるように。
そのためなら、どんなに苦しいことも辛いことも乗り越えられそうです。
これからは前向きにやっていこうと、これまでにない幸せを感じながら
毎日を過ごしています。

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